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雨男

2013年07月28日(日曜日)おお雨

 まったく予想した通りだった。ぱらぱらと屋根を叩く雨音で眼が覚めた。午前5時。さてどうしたものかと、横になったまま考える。サイクリングの中止は当然のこと。しかし問題は、集合場所の山口維新百年公園まで足を運ぶかどうかである。今回の言い出しっぺは自分だ。誰も集まらなくても、やはり僕だけは現場に向かわねばなるまい。ネタ作りでよいのだ。そう覚悟を決めて、のろのろと床を出る。
 自転車や装備一式が昨夜のうちに車へ積んであった。まず使うことはないが、降ろすのも億劫である。そのまま車を走らせることにした。まあ、自転車を運んだというだけでも達成感はありそうだ。

 集合場所へと向かう。どんどん雨脚が強くなってゆく。
 小郡を過ぎたところで、停電した信号機に遭遇した。これはただ事ではない。
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 山口市朝田に入ったあたりで、ワイパーが間に合わなくなる。
 車内にいるのが息苦しい。道路は川。軽く身の危険を覚える。
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 集合場所に着いたところで、メールを受信した。
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 あめおとこ【雨男】
 その人が何かしようとしたり現れたりすると雨になると,冗談めかして言われている男性。 (大辞林 第三版の解説より)
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 しばらくして、ろくばん氏も到着。
 車外に出られないため携帯で少し話をしたが、とっとと帰ることに決定。

 まあ、こんな日もあるさ―――


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ご案内

次の日曜日(7月28日)、天気が良ければ自転車で軽く遊びます。

山口維新百年記念公園 プラネタリウム前 7時30分出発
吉敷の垰を越えて大田道の駅、
サファリ側から秋吉台を上って、
十文字交差点から小郡を経由して、
たぶん途中でパンとコーヒー休憩して帰る。
11時ころ解散。約70キロ。

こんな感じです。今のところ、ろくばん氏と僕。あとモカ氏も来るらしい。
ゆるゆるのサイクリングです。もしも、一緒に走りたい方がいらっしゃいましたら
現場にお集まりください。

もちろん、雨なら中止です。今のところ予報は降水確率70%
すでにこの段階でペケが濃厚な企画です。なんとも申し訳ない。

なお、朝田流通センター内のパン屋「須恵の郷」は7時から開店しております。
雨降りにも係わらず現地入りしちゃった御仁にオススメします。パンでも食いながら、僕の雨男ぶりを笑ってくだされ。

ウサギ係長

2013年07月24日(水曜日)ええ天気。夏なので暑いのはあたりまえ。

 ここのところ寝苦しい日が続く。寝入りっぱなに扇風機を回しても、タイマーが切れるたびに眼が覚めてしまう。とは言え一晩中回しておくのは心配だし、エアコンをかけたまま寝るなんて小心者の僕には無理だ。出来ることはひとつ、寝床から這い出して扇風機のタイマーをギリギリとねじるのみ。
 とても寝ていられないので、今朝も汗びっしゃで早起き。まだ午前5時。特にすることもなく、せっかくだからと自転車通勤する気になる。乗るのは前の記事の「つー角」以来だから、ちょうど10日ぶりだ。

 会社に着いて服を着替え、仕事の準備をしているとウサギ係長が出勤して来られた。
 ウサギ氏は非常勤。なんの前ぶれもなく現れると、たまった決済書類を一気に片付けてしまわれる。遊んでいるように見えて実は相当の切れ者、わが社の影の実力者だともっぱらの噂である。色々とお盛んなようで、お忙しい。そのため次のご出勤は誰にも分からない。 
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 ウサギ係長のデスクはここ。氏が言うには、会社の全体を見回すにはベストな位置なのだそうだ。
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 あっと言う間に一日が過ぎた。さすがウサギ係長。氏の睨みがきくと事務所の空気が締まる。
 さて帰るとしよう。

 
 自転車通勤の良いところは、乗って来たら乗って帰るしかない、この一点である。
 夏場は、朝より夕方が数倍辛い。ついつい寄り道したくなる。
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 ちょっとはまっている「あいすまんじゅう」。美味いんだ、これが。
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 ウサギ係長、明日も出勤されるのだろうか?
 早めに相談しておきたい案件があるのだけれど――


夏の宴 つー角

2013年07月14日(日曜日)まずまずの天気

 夏の恒例、千畳敷と角島サイクリングに参加してきた。
 まずは、写真だけアップしておく。説明やコメントは、気が向けば追って。
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 夜は大人の六角0次会から始まり、泰人(たいんちゅ)の1次会、むふふの2次会、イケイケ3次会と際限なく続いたのだが、なんとカメラを忘れる痛恨のミス。

 勿体無いことをしてしまった。


腕時計

2013年06月29日(土曜日)たぶん晴れだったと思う

 15年ほど前から、僕は機械式の腕時計を使っている。一般に「自動巻」と呼ばれるものだ。駆動力に電池を使わず、そのいっさいを内蔵するゼンマイの力でまかなっている。そのため時計本体は厚く、重くならざるを得ない。複雑な歯車の組み合わせで成り立っているため取り扱いには気を遣うし、メンテナンスの手間もかかる。だが、その面倒くささがなんとも魅力的なのである。

 腕時計の進化の歩みは、ちょっと変わっている。すなおに考えれば、まず手巻きのゼンマイ式が生まれ、次に電池式、その後に自動巻へと推移してゆくはずなのだが、なぜか電池式を飛び越えて自動巻が先に作られてしまっている。そして、どんな機械も旧型は新型に駆逐される運命にあるはずなのだが、不思議なことに腕時計はどの駆動方式も生き残っている。おそらく、それぞれの持つ特徴が単なる長所や欠点ではなくなってしまい、外観は同じ腕時計であってもまったく別の価値観または趣味性を有するようになったからではないだろうか。この調子だと、これからもゼンマイ式が消えることはないように思う。

 腕時計に求められる本来の機能を追求すると、ソーラー発電の電波時計が最強だと思う。軽くて正確で、ほぼノーメンテである。しかし、この便利で快適過ぎるところに僕は引っかかってしまうのである。
 機械式の腕時計を手にする前は、電池式のクオーツ時計を使っていた。どんなに手荒く扱っても、月に10秒と狂うことなく時を刻む。メーカーは忘れてしまったが、安価であったにも係わらず非常に優秀な時計だった。十分に満足していた。では、なぜ僕はその時計を手放したのか。
 あるときのことだ。そのクオーツ時計の文字盤を眺めていた僕は、奇妙な違和感を覚えた。そのときは漠然としたものだったが、今ならなんとなく分かる。淡々と動き続ける時計に、おそらく恐怖していたのだ。いつかは自分も土に還るときがくる。その後も、この時計は仕事を続けるのだ。主人の時が止まったことなどお構いなしに、ひたすら自分の役割を果たし続ける。電池が切れるまで数年かかるかもしれない。僕は想像した。何かの拍子に行き倒れとなり、朽ち果ててゆく自分の姿を。死して数年が経ち、白骨となった手首に巻き付きそこで動き続ける時計を。背筋がヒヤリとする。これではホラーになってしまう。

 腕時計と自転車は、ちょっと似たところがある。ピンからキリまでの差がものすごく大きいのだ。楽に移動するという自転車本来の目的を果たすためなら、ホームセンターへ行けば1万円でおつりがくる。腕時計も、時間さえ分かれば良いのなら千円で手に入る。しかし、ある人はロードバイクに数十万円を嬉々としてつぎ込み、またある人は百万円を超える腕時計を何本も所有する。どちらもひどく日常的な機械であるにもかかわらず、ある一線を越えた途端に奥行きが際限なく深くなる。

 僕の愛用している腕時計はオリエントというメーカーのものだ。このオリエント、非常にマイナーな存在だが日本の企業である。ひたすら機械式時計にこだわり続けた頑固な会社。職人の集団だ。あまりにも頑固すぎて商売が立ち行かなくなり、とうとうセイコーの子会社になってしまったほどだ。優雅や豪華といった形容とは無縁だが、まじめな時計を作る。なんといっても手頃な価格が嬉しい。ロレックスやオメガなら時計に興味がない人でも聞いたことはあるだろうし、世界三大機械時計(ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、パテック・フィリップ)なんてのもあるのだが、そういった一流品は雲のはるか上の成層圏を突き抜けたお値段設定なので、最初から食指すら動かない。ちょうど僕の身の丈にあった時計。それがオリエントなのである。

 さて、そこで僕の相棒の話だが、このところ急に遅れが目立ってきた。ひどいときには、日に60秒近いズレが出る。理由は分かっていた。機械式の時計は、定期的にオーバーホールしてやる必要があるのだ。前に開けてから5年は経つので、とおにその時期を過ぎてしまっている。忙しかったわけではない、もちろん忘れていたのでもない。実は、懇意にしていたオヤジが、高齢を理由に時計屋を閉めてしまったのだ。小汚い店だった。偏屈なオヤジだった。でも、その店が僕は気に入っていた。
 ぐずぐずと先延ばしを続けてきたが、待ったところでオヤジが若返るわけでもなし。もちろん何かの拍子に時計が回復することもない。少々気はひけるが、オリエントを取り扱っているよその店へ持ち込むことにした。

 ネットで検索したところ、山口市中市商店街の岸田時計店がヒットした。場所は井筒屋の斜向かい。
 
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 一応、これこれこういう格好で入店しても良いか、と電話で訊ねてから訪問した。思いのほか友好的に迎えられたので、つい調子にのってしまった。店員さんにお願いしてブログ用のネタ写真を撮ってもらう。
 冷静に眺めると、これはいい大人がやってはいけない行為であった。今は猛省している。
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 これが相棒の裏からの写真。シースルーになっていて、ゼンマイの動きが見える。
 最近の男性用腕時計は、ケースサイズ39から40ミリほどが主流らしい。一方、相棒は36ミリ。ひと世代前のサイズである。たしかに小ぶりだが、この時代遅れ感が僕にはたまらないのだ。
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プロフィール

オカヒロ

Author:オカヒロ
使い分けるのが面倒になってきたので、これからは本名でいこうと思う。調べてみたところ、非常に世帯数の少ない姓のようである。そのまま漢字で書いてしまうのもあれだから、カタカナにしておく。

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